ReKOGEIの作品「between #4 Black Aura」がアート部門で「優秀賞」を受賞した『第23回文化庁メディア芸術祭』。
受賞作品展が、9/19(土)〜27(日)の間、日本科学未来館で開催されます。
今回は新型コロナウィルス感染防⽌対策として、来場⼈数を制限し、事前予約制にて開催。会場では作品展のほかワークショップも行われます。また、360度VRカメラで会場を撮影して配信するほか、受賞者トークイベントは特設ウェブサイトでの配信を予定。来場できない⽅も、特設ウェブサイトにてメディア芸術祭の世界観を楽しめそうです。
ReKOGEI>>
「伝統工芸の技術・歴史・美学をテクノロジーの視点から見つめ直す」ことを目的に、2017年の第1回工芸ハッカソンで誕生したチーム。
「between #4 Black Aura」>>
漆の質感をシミュレートしながら造形データを作成し、3Dシミュレーションの衝突実験によって、四角い布に造形物を突き刺さしたような、手わざで再現するのは困難な造形を導き出した。データは3Dプリンターで出力され、漆職人の手によって何層にもおよぶ漆塗りと研磨を施し、漆彫刻に仕上げられている。さらに、漆彫刻を3DCGのレンダリング画像の構図やライティングと同条件で撮影した。こうして撮影された写真とレンダリング画像の差異は、これまで言葉に置き換えられなかった漆の本来的な魅力を可視化した。
本作は伝統工芸の技術・歴史・美学をテクノロジーの視点から見つめ直すことを目的とし、漆の魅力を再解釈する「between」シリーズのひとつである。
詳細は文化庁メディア芸術祭公式サイトをご覧ください。