レクサスが主催となり、日本の各地で活動する、地域の特色や技術を生かしながら、自由な発想で、新しいモノづくりに取り組む若き「匠」に対しサポートをするプロジェクト「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」に、 Metal Research Labのメンバーであり鋳金作家・研磨職人 尾崎迅さんが参加。先端技術と伝統工芸を融合させた、美しく新しい「現代の青銅器」が誕生しました。
「とどまらない自然のテクスチャをわずかにデフォルメし、造形に置き換え、後世に残る青銅器にする」というテーマに沿って製作された、「夜盗(ヨトウ)」「常世(トコヨ)」「星霜(セイソウ)」「苔清水(コケシミズ)」と名付けられた8点の蓋物。
夜盗(ヨトウ)
星霜 (セイソウ)
その驚くほど繊細で緻密に表現されたディテールには、息をのみます。吸い込まれそうなほど心奪われるのは、そこに、確かに自然界の息づかいが表現されている証拠なのかもしれません。
テクスチャの開発は、チームメンバーであるプログラマー堀川淳一郎さんが、担当。プロダクトの原型をHoudini(フーディニ)という3DCGソフトで製作するという、新たな挑戦が行われました。
さらに鋳造は黒谷美術さん、着色はモメンタムファクトリーOriiさんと、色政さんが担当するなど、多くの高岡の伝統技術を持ったファクトリーが協働し作品の実現に至りました。尾崎さんはデザイン考案とディレクションをメインに担ったそう。各プロフェッショナルの横断的な協働が、また一つ、新たな工芸の可能性を感じさせてくれます。
完成した作品の展示も開催決定。この貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてください。
◆LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018
Ozaki Hayate Design Exhibition
日時:2019/4/13(土)- 4/28(日)
場所:レクサス富山 富山市田中町5-2-6